【東京都墨田区八広】S造中層マンション2棟の解体工事|安全管理と分別撤去を徹底した都市部解体プロジェクト

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施工前の建物状況と周辺環境 今回の現場は、東京都墨田区八広に建つ鉄骨造(S造)中層マンション2棟。 築年数の経過に伴い、建替え・再開発を目的とした全面解体のご依頼をいただきました。 現場周辺は住宅や商業施設が密集しており、騒音・振動・粉塵対策を徹底する必要がありました。 また、敷地の前面道路は幅員が限られているため、車両搬出入のタイミング管理も重要なポイントです。 解体工事中の様子 解体準備|仮設足場・防音パネル設置 まずは、建物を取り囲むように防音パネル・仮設足場・飛散防止シートを設置。 これにより、騒音と粉塵の拡散を最小限に抑えながら、安全な作業環境を確保しました。 続いて、電気・ガス・水道といったライフラインの切り離し作業を完了させた後、建物内部の内装解体(スケルトン化)へと進みます。 上階からの内装解体と鉄骨梁の撤去 上階部分は重量鉄骨の梁とデッキプレート構造。 手壊しとガス切断を併用し、上から下へ段階的に安全解体を実施しました。 瓦礫はその場で鉄・コンクリート・可燃物に分別し、指定の仮置き場に搬出。 粉塵が舞い上がらないよう、常時散水を行いながら施工を進めています。 特にS造の場合、梁や柱の切断時に火花や破断音が生じるため、溶断作業区域を明確化し、安全誘導員を常駐させています。 中層階・下層部の解体工程 中層階から下層にかけては、重機(バックホー)を活用した機械解体へと切り替え。 鉄骨材を吊り上げ、切断・分離しながら順次撤去を進めます。 狭小スペースでの重機操作となるため、オペレーターと誘導員が無線で連携。 搬出経路を確保しながら効率的に瓦礫を搬出していきます。 鉄骨材やコンクリートガラはそれぞれ再資源化可能な形で分別処理。環境負荷を最小限に抑える“エコ解体”を意識した施工を行いました。 整地・地盤転圧・仕上げ 建物本体の撤去後は、残土処理・地盤整正・転圧作業を実施。 再開発予定地として使用されるため、排水勾配の調整と高さの均一化を丁寧に仕上げました。 夜間照明を使用しながら作業を継続し、工期内での完了を実現。 重機の稼働後はローラー転圧により、 地盤を安定化させています。 施工完了|更地状態へ 最終段階では、すべての瓦礫撤去と整地を完了。 敷地全体を平滑に整え、再開発計画に適した更地として引き渡しました。 施工後は、現場周辺の清掃や道路洗浄も実施。 最後まで「安全・環境・近隣配慮」を徹底した現場運営を行っています。 施工ポイントまとめ ✅…